活動主旨
「スポーツは社会を映す鏡」と言われています。
実際、社会背景や人々の価値意識が、スポーツを通して見えてくることがあります。
勝敗やダイナミックさ(言い換えると、たとえば緊迫した状況の中、プレーから気迫が伝わってくるようなこと)はスポーツの魅力です。多くのスポーツは限定された時間・空間・ルールのもと、人々が最善を尽くして挑戦し、競い合います。このようなあり方(枠組み・方法)によって、人々の生きる姿勢や人間性がありありと表出される、そこがスポーツの面白さの一面ではないでしょうか?
スポーツには、もとともと遊戯的な楽しみ・自己表現、互いを尊重し協力し合う面など、良い側面がある一方で、近年では、行き過ぎた勝利至上主義や暴力・暴言、ドーピング、差別など、負の側面も取り沙汰され、社会の関心を集めることがあります。
ドキュメンタリー映画は、インターネットでも知りえない実在する様々な社会・文化を伝え、問題・課題を考える機会をもたらします。私たちは、特に、スポーツを主題とするスポーツ・ドキュメンタリー映画を通して、国内外で実際にスポーツに取り組む人々の生き方・考え方に触れる機会を増やす活動を行います。
この活動により、スポーツを通して様々な社会問題に気づき、一人ひとりに新たな発見を促す活動を展開します。ひいては、多様な社会・文化の理解を促し、違いを認め合う寛容な社会づくりに貢献します。
団体概要
団体名称:Documentary Film and Innovation(ドキュメンタリー フィルム アンド イノベーション)
略称:DFI (ディ・エフ・アイ)
設立:2018年(平成30年)8月30日
活動内容
①スポーツ・ドキュメンタリー映画の上映
②スポーツ・ドキュメンタリー映画の紹介・情報提供
③スポーツ・ドキュメンタリー映画の調査・研究
メンバー
松澤 淳子(まつざわ じゅんこ)
1995年の山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)で「フープ・ドリームス」(1993年、米)に出会い、バスケットボールを通して若者の成長とアメリカ社会の問題を描くドキュメンタリーに感動。以来、四半世紀、欠かさずYIDFFに参加し続けている。学生時代より年間100本を目標に劇映画も見ていたが、ケン・ローチ監督の作品に心酔していた。ドキュメンタリー好きが高じて、見る側から見せたい側へ移行し、DFI設立に至る。仕事で地域のスポーツ振興に携わり、スポーツが、人と人、人と社会をつなぐ媒介になることを知る。自身はスポーツが苦手な文化系だが、スポーツのドキュメンタリーで心を動かす人を増やしたいと考えている。
林 隆弘(はやし たかひろ)
2009年、2011年にリーダースタッフ(フォーラム会場係)
一方、住職として2018年にYIDFF協力のもと、野外上映会